2009年02月18日

坂東太郎とは?

坂東太郎は知れないけれど、板東英二ならきいたことがあるでしょう。

板東英二は元プロ野球選手で野球解説者。タレントや司会者としても活躍していますね。

でも彼は「板東」です。「坂東」ではありません。(「板」と「坂」とが違う)


さて「坂東」はむかし、関東地方を表す言葉でした。

奈良時代の律令制において足柄坂より東の東海道を「坂東」。碓氷山より東の東山道を「山東」と呼びました。

後に両者を一括して「坂東」というようになりました。


そして坂東太郎といえば、関東地方を流れ一番大きな川のこと。

つまり、利根川のことです。

ちなみに坂東太郎は常陸の戦国大名の佐竹義重の異称でもあります。


おまけに「坂」に関する間違いやすいところでは「おおさか・おおざか」があります。

「おおさか・おおざか」を漢字で書くと「大阪」です。

「大坂」ではありません。

当初は「大坂」が一般的でしたが、江戸時代ごろから「大阪」とも書くようになり、明治時代には「大阪」が定着しました。


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2009年02月17日

ぶら下げた骸骨


お化け屋敷に入ったことがありますか?

アトラクションとして人を怖がらせたり、驚かせたりする技術をご紹介しましょう。

例えばフェイント。

古い民家を模したお化け屋敷の中の和室。奥の押入れの戸が数センチだけ開いています。

押入れの中からは青白いボワッとした光が漏れています。

押入れのすぐ近くを通らなければ先へ進めません。

押入れの中に何があるのか。

押入れの戸がいきなり開くのではないか。

おそるおそる押入れに近づいて中を覗き込もうとすると……。

ふいに左耳のあたりの強い風が浴びれられます。

これは想像力を働かせる仕掛で注意を一点に集めておいて、無防備になった箇所へ強い風を送って驚かすという技術です。

ちなみに、人は右側よりも左側から驚かすほうが効果が高いそうです。

ほかにも音を利用したり、振動を利用したりもします。

このようにお化け屋敷の仕掛けにはアトラクションとして人を怖がらせたり、驚かせたりする技術が使われています。


では文字は利用されないのでしょうか。

もちろん使われます。

掛け軸に書かれた文字やお経が書かれた御札など、おどおどろしい雰囲気をかもし出すために文字が使われる例もありますね。

では以下の言葉を読んで、あなたはどんな印象を持ちますか?

「古物商」

「古文書」

「古井戸」

「古民家」

お化け屋敷の話をしたあとですので、なんとなくこわいなぁという印象を持たれたかもしれません。

これらの言葉に共通しているのは「古」という文字です。

「古」はかならずしもおそろしいことを意味する文字ではないのですが、なんとなくこわい印象を与えることがあります。

なぜなら「古」は、干からびた骸骨をぶら下げた様子を描いた文字だからです。

「口」の部分が死人の骨、つまり干からびてかたくなった顔の部分の骸骨を表しています。

「十」の部分が骸骨をぶら下げているものを表しています。

人は死をおそれる傾向がありますから、死人の骨である骸骨がぶら下げられた様子を表す「古」という文字は、おそろしい印象を与えることがあるのです。

☆「古」は干からびてかたくなった様子→古いという意味を表します
posted by タカ at 20:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漢字なりたち物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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