2010年06月08日

「私語」を他人でもわかる言葉に翻訳する


<例文>

「私の父は18歳のころ再婚しました」


<解説>

一見すると問題がなさそうですが、少し曖昧さが含まれています。

18歳で結婚、離婚、再婚することもあるでしょう。でも18歳で再婚とはちょっと珍しいほうかな、と思っていると、どうやら話が違うことがわかることもあります。

例えば、話の続きをよく聞くと「私の父は、私が18歳のころに再婚した」ことがわかった、というものです。

書き手が自分の世界にどっぷり浸かったまま書くと、例文のようになってしまうこともあります。

伝えるために書くには、自分の世界と他人の世界との間で翻訳をするぐらいの気持ちが必要です。

「私の父は(私が)18歳のころ再婚しました」

カッコ内の部分は自分にとっては当たり前のことですから省略してしまいがちです。

ここに落とし穴があります。

人は自分がわかりきっていることは省略する傾向がありますから、他人に伝える際には、自分ではわかりきっていることをあえて書き出してみるのです。

書き出してみて、それでも省略したほうがいいものは削る。慣れないうちはそういう作業をしましょう。


<リライト例>

「父は、私が18歳のころに再婚しました」

父といえば、たいていは「私の父」です。わざわざ「私の父は」と書く必要はありません。

「私の父は」と書くのは、ほかの父はどうか知らないけれども、私の父に限っては●●だ、というような場合です。通常の場合は「父は」でOKです。

今回の例文では「18歳」だったので、書き手がほんとうに言いたいことが何なのかを推測する「きっかけ」がありましたが、もしも「30歳」だったら……? 間違って伝わったままだったかもしれません。

★伝えるために書くには、私世界での「私語」を、他人でもわかる言葉に翻訳するぐらいの心構えが必要。


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