2009年03月19日

漢字を使いこなす

表意文字。

表意文字とは、意味を形や絵に置き換えて表した文字です。

表意文字は、文字のひとつひとつに意味があります。だから表意文字を見ただけで、それが何を伝えようとしているのかをある程度理解することができます。

現在使われている表意文字の代表的なものは「漢字」です。漢字は日本語でも使われていますね。

さて、日本語を母国語とする人は黙読ができます。黙読とは、声に出さずに読むことです。

黙読といっても、実際は声に出さなくても、自分の中だけで「音読」して読むこともあるでしょう。

黙読しているつもりでも、いつの間にか小声が出ていることもあるかもしれませんね。

こういうときは、厳密には自分の中だけでも「音読」しています。

でも、日本語の場合は自分の中で「音読しなくて」も文の意味を理解することができます。

どうやってそんなことができるのか?

おそらく多くの方はほとんど無意識でやっておられることでしょう。

つまり、文面をパッと見て漢字を絵として視覚的に次々に認識していくのです。こうすると、だいたいの意味を理解できます。

聴覚で理解するのではなく、主に視覚を使って理解できる。これが日本語の特徴のひとつです。

ということは「漢字」を上手に使えれば、相手に早く的確に理解してもらえるということです。

でもここでひとつ、気をつけなくてはならないことがあります。

それは、便利だからといって漢字を使いすぎないようにする、ということです。

漢字だらけの文面を見ると読む気が起きません。「絵」として認識する箇所が多すぎると、視線をスムーズに移動させることができないからです。

文章中における漢字とひらがなの比率としては「漢字3」に対して「ひらがな7」ぐらいが読みやすいといわれています。

イメージしてみましょう。アナタは川を渡ろうとしています。対岸まで飛び飛びに足場となる岩(石)がいくつかあります。

岩と岩の間隔が離れすぎていたら、ジャンプに失敗して川に落ちてしまうかもしれません。

逆に間隔が狭すぎれば、対岸までより多くの歩数が必要になります。

程よい間隔の岩(足場)をトントンとテンポよく使って対岸まで辿りつければOKです。

このとき、足場が濡れていると滑って川に落ちてしまうかもしれません。足場がしっかりしているかどうかというのは「漢字」の正確さを表していると想像してください。


「そのホームランで球場の歓声は最高調に達した」


この例文は、濡れた足場(岩)です。乾いた足場(岩)にするのは次のように修正しましょう。


「そのホームランで球場の歓声は最高潮に達した」

最高調 ⇒【最高潮】

日本語を使うすべての人は、足場を整える、つまり漢字を正確に使えるよう訓練しましょう。


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posted by タカ at 16:13 | TrackBack(0) | 明快に伝える日本語力の磨き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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